■ 人財こそが最大の商品

在宅医療機関にとって最も大きな競合差別化となる武器は「人財」です。

「売れる医療機関」には必ず売れる原動力となるスタッフの存在があります。特に、在宅医療経営の場合、多くの多職種と関わるため、スタッフのホスピタリティや患者把握力は厳しく観察されていますので、それに応えるだけの人財が必要です。

■ 各部門のレベルアップが売上に直結する

当然、医師に於いては、患者家族からの評判だけでなく、多くの地域在宅医と付き合う医療介護職者からも厳しい目で評価されていますし、特に緩和ケアの臨床スキルや夜間休日緊急時の対応力は如実にその医療機関のレベルや評価を決定付けます。療養生活を管理指導することは医師より看護師の方が得意な分野であるため、看護師の場合、家族看護力・アセスメント力・患者把握力等によって、医療サービスの質に大きな差が生まれやすく、経験豊富な元訪問看護師の採用や柔軟性のある若い看護師の採用が功を奏します。オペレーション部門においては、複雑な在宅医療点数を稼ぎ出す算定経験豊富な医事スタッフは希少な存在ですし、他職種連携がキーとなる職場である以上、患者情報を細やかに把握できる基本的な医療知識があり、臨機応変にオペレーションを回すことができる人財が求められます。

しかしながら、在宅医療はまだまだ外来医療よりもマーケットが小さいため、経験値のある人財も、人財市場に少ない現状があります。

医療機関が組織として成熟しており、未経験者採用に余力がある場合はまだしも、やはり経験と能力が豊富な人財を採用するべきであり、そのような人財には採用側からのオファーが集中する傾向にあります。

■ 採用戦で勝つ方法

当社では、まず、「採用」における企業競争力を高めるため、貴院の労働環境や就業規則、税制メリットのある福利厚生、教育環境などの「企業魅力度」を徹底的に整備し、応募が集まる医療機関を創り上げます。特に、医師・看護師等は売り手市場であるため、就職先を自ら選定できる立場にありますので、就職希望候補先の中でもトップを得られる見せ方が重要になります。

特に、在宅医療市場にチャレンジしようとする医療者は、その多くは病棟や外来など巨大市場から移動してくる人財であるため、これまで以上によい「労働環境」や、在宅領域にチャレンジするための「教育環境」を求めてくることが多いです。さらに、24時間365日対応が前提にあるため、より「持続可能に働ける無理のない労働環境」も必須条件になります。これらを条件を満たすことは容易ではありませんが、当社では、自ら在宅療養支援診療所を運営しており、多くの採用成功実績を得てきました。また、元大手企業人事部所属の専門コンサルタントが、HR領域専門家として、実行力のある採用戦略を提供致します。